構造と作動原理
TX型トルクレリーサ(自動復帰タイプ)には、多様な用途に適用できるよう、B、D、E、R型の4タイプがあります。 基本的なクラッチ機構は同一構造ですので、ここではTX□Dタイプを例にして構造と原理を説明します。
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詳細情報
各部名称
- ハブボス
- フランジ
- アクションリング
- スプリング
- キー
- スチールボール
- ベアリング
- 座金
- アジャストリング
- 六角穴付止めねじ
- リング
- WR形止め輪
- ピン
- スプリング
作動
- 通常運転時はフランジ②で保持されたスチールボール⑥がハブボス①のボールポケットにスプリング④の力で加圧、保持され、トルクはハブボス①からスチールボール⑥を介してフランジ②に伝達されます。
- オーバーロード時は、ハブボス①のボールポケットの斜面でスチールボール⑥が押し出され、伝達トルクは遮断されます。また、このときアクションリング③は軸方向(アジャストリング⑨側)へ移動しますので、この動きを利用してリミットスイッチ、近接スイッチ等で、オーバーロードを検出することができます。
- 再運転時は、オーバーロードの原因を排除した後、トルクレリーサの入力側または出力側を回転させます。スチールボールが規定のボールポケットの位置に来たとき(1回転で1ヶ所)、スプリング④の力で自動的にリセットされます。
- 仕様等でご不明点がございましたら当社にご相談下さい。
- 記載寸法仕様は改良のため予告なく変更する場合がございます。